甲状腺疾患とは?
甲状腺の病気とは
甲状腺の病気(甲状腺疾患)とは、甲状腺の異常や障害によって引き起こされる症状の総称です。甲状腺は、喉ぼとけの下で気管の前にあり、血液中にホルモンを分泌して、代謝を正常に保つ大切な役割を持っています(甲状腺ホルモンはヨウ素を材料にして作られます)。
一般的には男性よりも女性に甲状腺疾患はおきやすいとされています。
甲状腺疾患には、
- 甲状腺ホルモンが多い状態: ・甲状腺機能亢進症
- 甲状腺ホルモンが少ない状態: ・甲状腺機能低下症
- 甲状腺におできができた状態: ・良性腫瘍 ・悪性腫瘍
などがあります
甲状腺ホルモンの異常による病気は、全身に様々な症状が現れ、どこが悪いのか判らず「いつも調子が悪い状態」になります。そして、自分で気のせいと思い込んだり、他の人から怠け者と誤解されてしまう人も少なくないのです。
甲状腺の病気は、一般的にあまり知られていないため、なかなか発見するのが
遅れてしまう病気です。不調を指摘されたり、自覚された場合は一度検査をお勧めします。